母が亡くなって二度目の花火大会が、来ました。
海の日は、花火が打ちあがります。
母は、花火を見るのが好きでした。
それで毎年雨の日以外は、必ず公園の近くなどで、花火見学していました。
亡くなる二年前の花火は、はじめてショッピングモールの近くでみました。
花火が打ちあがる前に、たい焼きや串カツを買い求めました。
それまでは、ただ花火を見るだけでした。
母は、それらをおいしそうに食べながら、最後の花火を見ていたわけですね。
その時の母の様子は、決して忘れられません。
いつもなら「また来年見に連れてきてね」というのに・・・
その時は何も言いませんでした。何かを感じていたのでしょうか。
私もそのことを問いただそうとしましたが、なぜか聞きませんでした。聞けばよかったと、今でも後悔しています。
先日の海の日は、仏壇にお供えして、花火の音を聞かせてあげました。
天国まで届いたでしょうか?きっと届いていますよね。喜んでくれたでしょう。
海の日が来ると、花火と共に母の思い出がよみがえります。
仏壇の母に、また来年花火見ようねと声をかけました。